2009年08月
2009年08月29日
古書籍・建築土木資料集覧
巻頭に評議委員の名前が載ってますが、
層々たるメンバーで構成されてます。
評議委員で著名な人物を列挙していきます。
安藤徳之助・・安藤組(現・安藤建設2代目社長)
内田祥三・・建築家。東京帝国大学総長。作品、安田講堂など
大熊喜邦・・建築家。作品、国会議事堂・山口県庁舎など
大林義雄・・大林組2代目社長
片岡安・・建築家。作品、大阪市中央公会堂など
古宇田実・・建築家。京都・奈良・鎌倉の古建築の修復に関わる
鴻池忠三郎・・鴻池組初代社長
桜井小太郎・・建築家。作品、旧丸ビルなど
佐藤功一・・建築家。作品、日比谷公会堂など。
佐野利器・・建築家。震災後の帝都復興建築を手がける
清水釘吉・・清水組(現・清水建設)初代社長
銭高善造・・銭高組初代社長
武田五一・・建築家。京都市役所・関西電力京都支店など多数
竹中藤右衛門・・竹中工務店社長。
中條精一郎・・建築家。作品、慶應義塾大学図書館など
戸田利兵衛・・戸田建設社長
内藤多仲・・建築構造学者。東京タワーの設計者。
森井健介・・建築学者
吉田享二・・建築家。北丹地震復興計画に参加。
横河民輔・・建築家。作品、三井本館・帝国劇場など。
2009年08月16日
内宮発電所ダム
しかし、ちょうどやってこられた管理の方に伺った話だと、かつては石張りの堰堤で、堰堤の上を渡る橋も木造だったそう。
しかし、昭和50年代ごろの改修で石張りの堰堤の上にコンクリートを張ってしまったとか。
うーん、もったいない。石張りのままなら舞鶴の与保呂貯水池の堰堤のように山中の風景と相まって雰囲気抜群でもっと知名度が上がっていたかもしれないのに。
しかし、それでも大正6年築の重力式RCダムが現存しているというのは貴重な存在と思います。
もしかしたら、大正13年築の由良川ダムもかつては石張り堰堤だったのかも。
岩戸橋
連続アーチの装飾を施したごつい欄干。
そして古びたいい感じ。
これは戦前物件じゃないか?
「昭和二十七年十一月竣工」。
戦後物件なのか。正直残念。
しかしたとえ戦後のものでも、中々立派なアーチ橋だったことと、いい感じの古び方なので紹介。
山の中の旧道を歩いていて突然こんなアーチ橋に出会ったら、たとえ戦後物件でも感動しますしね。