2006年03月25日
桜の前に・・・
2月に訪れたときは、ようやく咲き始めたばかりでしたが、
今日は満開。桜の前のもうひとつの花盛りです。
現在、花見といえば桜で、日本を代表する花でもありますが、
奈良時代までは花といえば梅で、花見も梅の花の花見のことでした。
実際、万葉集では梅の花を詠った和歌のほうが桜よりずっと多かったのです。
これは、まだ大陸の唐風文化の影響を強く受けていたためで、
大陸の文化を排除し、国風文化が栄えた平安時代以降は桜が中心となり、
その後、国花や花見といえば桜をさすようになります。
摂社の朱と紅梅との赤の競合。
天神様といえば梅という風に、北野天満宮・大宰府天満宮を始め、
各地の天満宮には必ず梅が植えられていますが、それはかの有名な
祭神・菅原道真公と梅との話が元になっていることはご存知ですよね?