2008年06月28日
戦前の水族館ってこんな感じです。
「まちかどの西洋館・古写真・古絵葉書展示室」とのコラボ。
戦前の水族館の様子を写した絵葉書を入手したので
紹介します。
この水族館は、青森県浅虫町にあった水族館で、
大正11年に開館した東北帝国大学臨海実験所の付属水族館でした。
東北帝国大学の研究施設でしたが、一般にも公開され、
人気だったようですね。
しっかりとしたコンクリートの壁に分厚いガラス水槽を埋め込み、
魚を展示しています。水槽の前にはちゃんと説明板もありますね。
現在のように大水槽や(これはまだアクリルがなかったからしょうがないですが)
レイアウトとかされてなく、純粋に魚を展示したといった感じの水族館ですが、
基本的なところは現在と変わってないですね。
絵葉書にも写ってますが、昔も子供に人気だったんですね。
ちなみに、この水族館は昭和59年に老朽化のため取り壊されたようです。
動物園に関しては、戦前の施設を使用しているところ(京都市動物園)
がありますが、水族館は施設の維持が中々難しいかも知れませんね。
水族展示と近代建築といった視点から、戦前の施設を使用した水族館を
現存しているなら見てみたいものですが・・・
*追記 神奈川県三浦市に東大臨海実験所の付属水族館が
現存しているようです。
昭和7年開館の鉄筋コンクリート造りの建物ですが、
昭和46年に閉館してしまい、公開はしていないようです。
今でも展示水槽とか残ってるのかなぁ。
この記事へのコメント
1. Posted by ryu-oumi 2008年06月30日 16:21
梅田の周りの通路で、似たような感じになっていませんでしたっけ?確か海水魚で・・・飲んで歩いている最中だったので、記憶が定かでは無いのですが・・・
2. Posted by べーさん 2008年06月30日 20:51
ryu-oumiさん
梅田地下街ですよね。
たしか水槽あったと思います。
見た記憶も…
梅田地下街ですよね。
たしか水槽あったと思います。
見た記憶も…
3. Posted by 懐畔泥鰌 2008年07月01日 22:07
魚だけの展示って結構好きなんです。
生きた標本展示なんですが…。
レイアウトされていると石や水草が印象に残ってしまって、どんな魚だったっけ?みたいな。
要するに集中力がないんですけど…。
生きた標本展示なんですが…。
レイアウトされていると石や水草が印象に残ってしまって、どんな魚だったっけ?みたいな。
要するに集中力がないんですけど…。
4. Posted by べーさん 2008年07月05日 11:48
懐畔泥鰌さん
魚だけのほうが、見た魚の印象が
よく残りますね。
アクアテラリウムも好きだけど、
魚を観察するなら魚と底砂のみかな。
魚だけのほうが、見た魚の印象が
よく残りますね。
アクアテラリウムも好きだけど、
魚を観察するなら魚と底砂のみかな。