2023年01月14日
旧三井家下鴨別邸特別公開レポ日記
2022年8月の夏の文化財特別公開で公開された旧三井家下鴨別邸へ行った際の記事です。
旧三井家下鴨別邸は1階と庭園は普段から公開していますが、2階と3階は特別公開の日にしか入ることができません。今回は2階まででしたが、行ってみることにしました。
旧三井家下鴨別邸の正門。
旧三井家下鴨別邸の主屋。旧三井家下鴨別邸は元々明治13年に木屋町に建てられていた三井家の別邸を大正14年に三井家の祖霊社のある現在地の下鴨神社南の敷地に移築。増築を行い竣工しました。三井家の祖霊社は明治42年に完成しましたが、その敷地には元々屋敷があったらしく、旧三井家下鴨別邸の移築建築の際、元々の屋敷にあった茶室は残し旧三井家下鴨別邸の茶室としたようで、修理の際に慶応四年の年号がある棟札が見つかっています。旧三井家下鴨別邸は戦後、財閥解体により三井家から国へと移譲。国有地となった旧三井家下鴨別邸は昭和24年に京都家庭裁判所の官舎となりました。平成19年に官舎は廃止となり、平成24年に重要文化財に指定。修復され現在は文部科学省に移管されています。
旧三井家下鴨別邸は江戸時代末期の茶室、明治時代の主屋、大正時代の玄関棟からなる近代和風建築です。写真は玄関棟。ここから入ります。
玄関入ってすぐの所にある洋室の広間。和風を基調とした旧三井家下鴨別邸の中で、玄関両脇にある応接室と洋室広間は数少ない洋風の部屋です。現在はレストランになっています。
1階座敷。旧三井家下鴨別邸の部屋で一番広い部屋。
1階座敷の床の間。
1階座敷次の間。
1階座敷次の間。奥には坪庭が。
坪庭部分。
1階廊下。
1階廊下。
1階座敷の水屋。茶室だけでなく座敷でも茶を立ててたようです。
1階3畳間。奥の板戸の絵は江戸時代後期の画家、原在正の作。
1階座敷の縁側にある蹲。奥の建物が慶応4年の茶室。
蹲。庭園へは1階の縁側から降りれます。
庭園側から見た旧三井家下鴨別邸。こうして見ると大きな建物です。三井家所有時は祖霊社の休憩所として使用されていたようです。
庭園には百日紅や
桔梗や
蓮の花が咲いていました。再び建物へ。
2階座敷。
庭園側は濡れ縁となっており、庭園を眺めることができます。木屋町時代は高瀬川側になってました。
2階座敷から眺める。庭園。庭園は池泉回遊式。
2階座敷の床の間。
2階4畳半間。
2階6畳半間。2階の上には中3階の部屋と3階望楼がありますが、今回の特別公開はここまで。
3階の特別公開も年に何回かあるようです。
2階東側階段の横には浴室と便所があります。
東側階段の手摺。
手摺のデザインは結構モダンなデザインで、大正14年移築時の物かと思います。
脱衣所の洗面台。
2階浴室。ちなみに1階には2ヵ所浴室があります。
2階便所。当時としては珍しい洋式。これも大正期のものでしょう。1階にも3ヵ所便所があります。
洗面台。水回りは近代的な方が使い勝手がいいのか、洋式で統一されています。
旧三井家下鴨別邸は取り壊しの話もあったようですが、近代和風建築としての価値が認められ、修復され重要文化財に指定されたことで、新たな京都観光の1つとして人気となっています。この日も多くの観光客が訪ねていました。
旧三井家下鴨別邸は1階と庭園は普段から公開していますが、2階と3階は特別公開の日にしか入ることができません。今回は2階まででしたが、行ってみることにしました。
旧三井家下鴨別邸の正門。
旧三井家下鴨別邸の主屋。旧三井家下鴨別邸は元々明治13年に木屋町に建てられていた三井家の別邸を大正14年に三井家の祖霊社のある現在地の下鴨神社南の敷地に移築。増築を行い竣工しました。三井家の祖霊社は明治42年に完成しましたが、その敷地には元々屋敷があったらしく、旧三井家下鴨別邸の移築建築の際、元々の屋敷にあった茶室は残し旧三井家下鴨別邸の茶室としたようで、修理の際に慶応四年の年号がある棟札が見つかっています。旧三井家下鴨別邸は戦後、財閥解体により三井家から国へと移譲。国有地となった旧三井家下鴨別邸は昭和24年に京都家庭裁判所の官舎となりました。平成19年に官舎は廃止となり、平成24年に重要文化財に指定。修復され現在は文部科学省に移管されています。
旧三井家下鴨別邸は江戸時代末期の茶室、明治時代の主屋、大正時代の玄関棟からなる近代和風建築です。写真は玄関棟。ここから入ります。
玄関入ってすぐの所にある洋室の広間。和風を基調とした旧三井家下鴨別邸の中で、玄関両脇にある応接室と洋室広間は数少ない洋風の部屋です。現在はレストランになっています。
1階座敷。旧三井家下鴨別邸の部屋で一番広い部屋。
1階座敷の床の間。
1階座敷次の間。
1階座敷次の間。奥には坪庭が。
坪庭部分。
1階廊下。
1階廊下。
1階座敷の水屋。茶室だけでなく座敷でも茶を立ててたようです。
1階3畳間。奥の板戸の絵は江戸時代後期の画家、原在正の作。
1階座敷の縁側にある蹲。奥の建物が慶応4年の茶室。
蹲。庭園へは1階の縁側から降りれます。
庭園側から見た旧三井家下鴨別邸。こうして見ると大きな建物です。三井家所有時は祖霊社の休憩所として使用されていたようです。
庭園には百日紅や
桔梗や
蓮の花が咲いていました。再び建物へ。
2階座敷。
庭園側は濡れ縁となっており、庭園を眺めることができます。木屋町時代は高瀬川側になってました。
2階座敷から眺める。庭園。庭園は池泉回遊式。
2階座敷の床の間。
2階4畳半間。
2階6畳半間。2階の上には中3階の部屋と3階望楼がありますが、今回の特別公開はここまで。
3階の特別公開も年に何回かあるようです。
2階東側階段の横には浴室と便所があります。
東側階段の手摺。
手摺のデザインは結構モダンなデザインで、大正14年移築時の物かと思います。
脱衣所の洗面台。
2階浴室。ちなみに1階には2ヵ所浴室があります。
2階便所。当時としては珍しい洋式。これも大正期のものでしょう。1階にも3ヵ所便所があります。
洗面台。水回りは近代的な方が使い勝手がいいのか、洋式で統一されています。
旧三井家下鴨別邸は取り壊しの話もあったようですが、近代和風建築としての価値が認められ、修復され重要文化財に指定されたことで、新たな京都観光の1つとして人気となっています。この日も多くの観光客が訪ねていました。