2023年02月19日
京都市・西七条〜西京極〜西院〜壬生界隈の近代建築探索レポ日記
今回は京都市の西七条から西京極、西院、壬生界隈の近代建築探索をしました。
西院と壬生界隈の近代建築探索については、2019年11月27日に行っており、今回はその補足探索も兼ねていますので、過去記事の方もご覧ください。
※京都市・二条〜西院〜壬生・大宮界隈の近代建築探索レポ日記
JR梅小路西駅からスタート。

第一工業製薬本館。下京区東久保町。昭和12年。

3階建ての大きなオフィスビル。

かっては本館の横に同じ昭和12年築の工場棟と研究棟が建っていました。

工場棟と研究棟が建っていた頃の写真。だいたい20年くらい前。

現在は本館のみ残され、跡地にはマンションが建てられています。
このまま西へ。

K邸。下京区梅小路石橋町。洋館付き住宅ですが、洋館部分が大きく目立ち、主屋は控えめ。門柱も当時の物のようです。

旧工場。下京区西七条中野町。町工場でしょうか。和風の工場棟。

縦に長い建物です。

洋館付き住宅。下京区西七条南西野町。2棟の建物は接続しており、長屋的な構造になっています。

ハピネスハウス。下京区西七条比輪田町。現在は何に使われているか不明。

岩井たばこ店。下京区西七条南衣田町。七条通りには戦前の古い商店建築がちらほら残されていますが、このたばこ屋さんは戦前の文字とかが残っていて中々貴重。

建物の雰囲気も良い感じですね。

壁面にある「たばこ」の文字。軒周りの装飾も良い感じ。

正面にはマークと「印判彫刻」「諸印刷」の文字があり、印刷関係の業務もしていた感じです。
ここから北上し右京区へ。

宝田工業。右京区西京極南庄境町。玄関側の角を丸く仕上げている手が込んでいる事務所建築。

こういったモザイクタイル張りの建物もあまり見なくなりましたね。

現在は使われていないようで空き家状態。良い建物だと思うので、再活用されればいいのですが。

京都西陣文化会館。右京区西京極豆田町。戦後建築の昭和43年(1968年)の築ですが、レトロモダンなその雰囲気が気になって撮影。最近のアパートはポストモダン的な要素が多く、こういった純粋なモダニズム建築のアパートは少なく、やはりレトロな雰囲気を感じます。

かつてはモダンな建物だったこのアパートもすでに築55年。もう老朽化の影響が出ていそうな気がします。まだまだ入居できるようですが、今後どうなるか。

K邸。右京区西京極西川町。主屋に2階建ての洋館が付属する住宅。もしかしたら、商店だったかも。

喫茶リエは洋館の隣にある別の建物。

K邸。右京区西京極西川町。

外観は中々本格的な洋風。なんとなく元医院だった気がします。

立地は三角形の土地に建っているためか、不定形な形です。

旧西京極変電所。右京区西京極畑田町。現在の西京極変電所の横に建つ建物なので、建物の形などから変電所の旧建屋ではと思います。

見た感じは昭和10年代の建築に見えます。取り壊さず倉庫か何かに再利用したのでしょうか。
ここから阪急に乗り西院へ。

京都市農業協同組合西院支部。右京区西院春日町。農協の建物で、春日神社の隣にある建物。

元々は公民館とかそんな感じの建物だったのでしょうか。奥に洋館が付属しています。
次は東へ進み壬生方面へ。

理容那須。中京区壬生森町。外観はシンプルですが、中々味のある建物。

いつまでも現役で続けて欲しいです。

芥川医院。中京区壬生森町。前回訪問済みの建物。理容那須はこの芥川医院のすぐ近くで、なんで前回の探索で理容那須をスルーしてしまったのか。戦前の個人医院の洋館はどれも素晴らしいものが多いです。

芋松温泉。京都市中京区壬生森町。これも前回訪問済み。最近はこういう趣のある銭湯も減りましたね。

翠明荘。中京区壬生森町。芋松温泉の向かいにある古いアパート。向かいなのに何故前回スルーしたのか。

で、このアパートですが、普通のアパートにしては雰囲気がなんか違う。

入口に唐破風が。あと玄関脇に意味深な丸窓とのぞき窓っぽいのが。
これ、遊郭関連の建物じゃないかと。普通、アパートの入口にこんな唐破風屋根は設けない。

近くの通りには遊郭建築っぽい建物が並んでいたり。壬生には確かに壬生寺近辺に遊郭街があったそうですが、ここは少し離れているのが気になります。小規模な遊郭街が゛あったのでしょうか。
ここから二条駅方面へ。

U邸。中京区壬生神明町。洋館付き住宅ですが、戦後かもしれません。
今回の探索はこれで終了。まだ未探索エリアだった西七条〜西京極界隈の物件を把握することができ、前回の探索で見逃した物件も埋めることが出来ました。
西院と壬生界隈の近代建築探索については、2019年11月27日に行っており、今回はその補足探索も兼ねていますので、過去記事の方もご覧ください。
※京都市・二条〜西院〜壬生・大宮界隈の近代建築探索レポ日記
JR梅小路西駅からスタート。

第一工業製薬本館。下京区東久保町。昭和12年。

3階建ての大きなオフィスビル。

かっては本館の横に同じ昭和12年築の工場棟と研究棟が建っていました。

工場棟と研究棟が建っていた頃の写真。だいたい20年くらい前。

現在は本館のみ残され、跡地にはマンションが建てられています。
このまま西へ。

K邸。下京区梅小路石橋町。洋館付き住宅ですが、洋館部分が大きく目立ち、主屋は控えめ。門柱も当時の物のようです。

旧工場。下京区西七条中野町。町工場でしょうか。和風の工場棟。

縦に長い建物です。

洋館付き住宅。下京区西七条南西野町。2棟の建物は接続しており、長屋的な構造になっています。

ハピネスハウス。下京区西七条比輪田町。現在は何に使われているか不明。

岩井たばこ店。下京区西七条南衣田町。七条通りには戦前の古い商店建築がちらほら残されていますが、このたばこ屋さんは戦前の文字とかが残っていて中々貴重。

建物の雰囲気も良い感じですね。

壁面にある「たばこ」の文字。軒周りの装飾も良い感じ。

正面にはマークと「印判彫刻」「諸印刷」の文字があり、印刷関係の業務もしていた感じです。
ここから北上し右京区へ。

宝田工業。右京区西京極南庄境町。玄関側の角を丸く仕上げている手が込んでいる事務所建築。

こういったモザイクタイル張りの建物もあまり見なくなりましたね。

現在は使われていないようで空き家状態。良い建物だと思うので、再活用されればいいのですが。

京都西陣文化会館。右京区西京極豆田町。戦後建築の昭和43年(1968年)の築ですが、レトロモダンなその雰囲気が気になって撮影。最近のアパートはポストモダン的な要素が多く、こういった純粋なモダニズム建築のアパートは少なく、やはりレトロな雰囲気を感じます。

かつてはモダンな建物だったこのアパートもすでに築55年。もう老朽化の影響が出ていそうな気がします。まだまだ入居できるようですが、今後どうなるか。

K邸。右京区西京極西川町。主屋に2階建ての洋館が付属する住宅。もしかしたら、商店だったかも。

喫茶リエは洋館の隣にある別の建物。

K邸。右京区西京極西川町。

外観は中々本格的な洋風。なんとなく元医院だった気がします。

立地は三角形の土地に建っているためか、不定形な形です。

旧西京極変電所。右京区西京極畑田町。現在の西京極変電所の横に建つ建物なので、建物の形などから変電所の旧建屋ではと思います。

見た感じは昭和10年代の建築に見えます。取り壊さず倉庫か何かに再利用したのでしょうか。
ここから阪急に乗り西院へ。

京都市農業協同組合西院支部。右京区西院春日町。農協の建物で、春日神社の隣にある建物。

元々は公民館とかそんな感じの建物だったのでしょうか。奥に洋館が付属しています。
次は東へ進み壬生方面へ。

理容那須。中京区壬生森町。外観はシンプルですが、中々味のある建物。

いつまでも現役で続けて欲しいです。

芥川医院。中京区壬生森町。前回訪問済みの建物。理容那須はこの芥川医院のすぐ近くで、なんで前回の探索で理容那須をスルーしてしまったのか。戦前の個人医院の洋館はどれも素晴らしいものが多いです。

芋松温泉。京都市中京区壬生森町。これも前回訪問済み。最近はこういう趣のある銭湯も減りましたね。

翠明荘。中京区壬生森町。芋松温泉の向かいにある古いアパート。向かいなのに何故前回スルーしたのか。

で、このアパートですが、普通のアパートにしては雰囲気がなんか違う。

入口に唐破風が。あと玄関脇に意味深な丸窓とのぞき窓っぽいのが。
これ、遊郭関連の建物じゃないかと。普通、アパートの入口にこんな唐破風屋根は設けない。

近くの通りには遊郭建築っぽい建物が並んでいたり。壬生には確かに壬生寺近辺に遊郭街があったそうですが、ここは少し離れているのが気になります。小規模な遊郭街が゛あったのでしょうか。
ここから二条駅方面へ。

U邸。中京区壬生神明町。洋館付き住宅ですが、戦後かもしれません。
今回の探索はこれで終了。まだ未探索エリアだった西七条〜西京極界隈の物件を把握することができ、前回の探索で見逃した物件も埋めることが出来ました。