2023年12月03日

北町児童公園に残る都市公園の近代化遺産

京都市上京区天神通上ノ下立売上る北町にある北町児童公園を探索しました。北町児童公園は昭和15年10月10日に開園した児童公園で、昭和10年代に土地区画整理事業や住宅地の改良事業等で京都市内各地に造られたものの1つです。
※昭和10年代に京都市内各地に開園した児童公園・都市公園に関しては、紫野柳公園の記事にて触れています。
紫野柳公園に残る都市公園の近代化遺産

32北町児童公園西側北門 昭和15年10月10日 上京区北町










北町児童公園西側北門。北町児童公園は北側・東側・南側を住宅地に囲まれているため、西側のみ2か所入口が設けられています。
33北町児童公園西側北門銘板










北町児童公園西側北門銘板。当初のものかは分かりません。
34北町児童公園西側南門










北町児童公園西側南門。北町児童公園の門柱はシンプルな角柱です。
35北町児童公園西塀










西側の柵。
36北町児童公園砂場










北町児童公園砂場。北町児童公園の砂場は角丸。京都市内の児童公園の砂場には隅が角型と角丸型があります。確証はないですが、角丸の方が古いのかなと。
37北町児童公園ベンチ










ベンチ。よく見る形です。
38北町児童公園ベンチ










もう一つのベンチ。古いですが、戦前か戦後かは分かりません。

北町児童公園は当初の遺構は少ないものの、開園当時の面影を残しています。近年、新たなトイレが造られたり、最近よく見る健康器具的なベンチなどが設置され、開園当初の門柱や柵を残しつつ、より使いやすいように改修された良い事例になっています。


besan2005 at 08:08│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 京都府 | 戦前の都市公園

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