2023年12月23日
富小路殿児童公園に残る都市公園としての近代化遺産
京都市中京区富小路通二条上る鍛冶屋町にある富小路殿児童公園を探索しました。富小路殿児童公園は昭和16年6月30日に開園した児童公園で、昭和10年代に土地区画整理事業や住宅地の改良事業等で京都市内各地に造られたものの1つです。
※昭和10年代に京都市内各地に開園した児童公園・都市公園に関しては、紫野柳公園の記事にて触れています。
※紫野柳児童公園に残る都市公園としての近代化遺産

富小路殿児童公園西門。

門柱。貼り石造りです。ちょうどゴミ回収の日だったのでゴミが置かれていますが…

門柱は開園当初のもの。

西門の門柱にある銘板。これも当時のものですね。

富小路殿児童公園の中央には、公園のシンボルといえるバーゴラと水飲み場跡
が残されています。

水飲み場跡はバーゴラと一体となっています。水飲み場の両側にある石柱は西門の門柱と同じデザインの貼り石造り。両側には花壇跡もあります。

水飲み場跡の部分。水受けは石造で台座は西門や両脇の石柱と同じデザインの貼り石造り。

斜めから。

バーゴラの背面。

バーゴラの煉瓦風の柱は新しく見えるのですが、元々あった開園当初のバーゴラの柱の表面を新たに煉瓦タイルで張り替えたのかもしれません。



バーゴラにある3つのベンチは開園当時のもの。なので、バーゴラの柱も開園当時のものかと思います。

砂場は隅丸タイプ。このタイプの砂場は開園当初のものと考えられます。

富小路殿児童公園の東側入口にある地蔵尊。

実は富小路殿児童公園にはもう一つ地蔵尊があります。どうやらこの地蔵尊は別の場所から移されたもののようです。なので普通は児童公園には地蔵尊は1つです。

これは戦後の昭和中期から後期のものですが、笑い顔や泣き顔のついた遊具の山。
公園巡りをしている方たちにはインパクトがあるためか、割と人気ある遊具です。

富小路殿児童公園の隣には、明治36年築で国指定重要文化財の京都ハリストス正教会があります。京都市の近代建築としては有名で訪れる人も多いですが、隣の都市公園としての近代化遺産の遺構が残る富小路殿児童公園も併せて訪問してみてはいかがでしょうか。
※昭和10年代に京都市内各地に開園した児童公園・都市公園に関しては、紫野柳公園の記事にて触れています。
※紫野柳児童公園に残る都市公園としての近代化遺産

富小路殿児童公園西門。

門柱。貼り石造りです。ちょうどゴミ回収の日だったのでゴミが置かれていますが…

門柱は開園当初のもの。

西門の門柱にある銘板。これも当時のものですね。

富小路殿児童公園の中央には、公園のシンボルといえるバーゴラと水飲み場跡
が残されています。

水飲み場跡はバーゴラと一体となっています。水飲み場の両側にある石柱は西門の門柱と同じデザインの貼り石造り。両側には花壇跡もあります。

水飲み場跡の部分。水受けは石造で台座は西門や両脇の石柱と同じデザインの貼り石造り。

斜めから。

バーゴラの背面。

バーゴラの煉瓦風の柱は新しく見えるのですが、元々あった開園当初のバーゴラの柱の表面を新たに煉瓦タイルで張り替えたのかもしれません。



バーゴラにある3つのベンチは開園当時のもの。なので、バーゴラの柱も開園当時のものかと思います。

砂場は隅丸タイプ。このタイプの砂場は開園当初のものと考えられます。

富小路殿児童公園の東側入口にある地蔵尊。

実は富小路殿児童公園にはもう一つ地蔵尊があります。どうやらこの地蔵尊は別の場所から移されたもののようです。なので普通は児童公園には地蔵尊は1つです。

これは戦後の昭和中期から後期のものですが、笑い顔や泣き顔のついた遊具の山。
公園巡りをしている方たちにはインパクトがあるためか、割と人気ある遊具です。

富小路殿児童公園の隣には、明治36年築で国指定重要文化財の京都ハリストス正教会があります。京都市の近代建築としては有名で訪れる人も多いですが、隣の都市公園としての近代化遺産の遺構が残る富小路殿児童公園も併せて訪問してみてはいかがでしょうか。