2025年10月21日
旧みずほ銀行西陣支店(2009年取り壊し)

みずほ銀行西陣支店は昭和11年、第一銀行西陣支店として建てられました。設計は多くの銀行建築を手がけた西村好時。正面に列柱を並べた典型的な古典様式建築でした。
戦後、第一勧業銀行西陣支店となり、店舗もそのまま使用されました。
撮影した1995年頃はまだ第一勧業銀行西陣支店の看板が掲げられています。
近代建築に興味を持ち始めて京都市内を自転車で回っていた1990年代はこういった古典様式の銀行建築がまだまだ多数残っており、そう珍しいものではありませんでした。

しかし、2000年代頃から徐々に取り壊され始め、この西陣でも旧山口銀行西陣支店や旧びわこ銀行西陣支店も姿を消し、西陣界隈の銀行建築はこのみずほ銀行西陣支店のみとなりました。そのみずほ銀行西陣支店も2009年に取り壊されました。この写真はたまたま通りかかったときに撮影したもので、まさに取り壊される直前に撮影したものです。みずほ銀行西陣支店の写真はフィルムで撮影した写真と取り壊される直前にデジカメで撮ったこの2枚のみです。「どこにもあるから」「いつでもあるから」と油断してまともに撮影しなかった結果、後から後悔するなり、現在は見かけた近代建築はなるべく写真として残すようにしています。