2025年12月07日
京都モダン建築祭2023+旧明倫小学校見学レポ日記

2年前に行われた京都モダン建築祭2023のレポ日記です。
2022年に行われた初回の京都モダン建築祭のレポ日記はこちらになります。
2023年の京都モダン建築祭は、今回初公開&昨年見れなかった建物で、パスポート公開かつ撮影OKの建物を中心に回りました。

まずは、京都府立医科大学旧図書館。昭和4年に十河安雄が設計したゴシック様式の図書館建築です。

玄関フロア部分。

階段室の尖頭アーチ窓が美しい。

2階階段室。

3階講堂内部。座席に高低差があり、かなり広く見えます。

講堂の座席を下から。

講堂の尖頭アーチ窓。

講堂の演台は凝った装飾がされています。

2階事務室。

玄関部分にはステンドグラスや

モダンな照明が残されています。

次は左京区岡崎にある関西美術院。

明治39年に武田五一の設計で建てられたもので、武田五一が手掛けた現存最古の洋画研究所として貴重なもの。

外観は民家のような和風の外観。

内部は明治期の建物にしては装飾等は無く、それどころか小屋組みすら剥き出しという簡素なもの。

まるで倉庫のよう。

ここは天井が張られていますが、装飾は無し。

照明が点灯しておらず採光のみの明るさのため、場所によっては薄暗かったり。雰囲気的にはこれはこれで良かったりしますが。

続いては、下京区にある顕道会館へ。大正12年に増田清の設計で建てられた浄土真宗本願寺派の事務所的な建物。

洋風の近代建築ですが、和風の要素も随所にみられます。

玄関脇の階段。やや狭めです。

1階ホール。正面奥に演壇と仏壇があります。

階段踊り場のアーチ窓。

2階廊下。

反対側から。

2階ホールも仏壇が置かれている所が仏教関係の建物らしいです。

続いては北区にある紫明会館。昭和7年に十河安雄の設計で建てられた、京都府師範学校の同窓会館。

玄関には変わった尖頭アーチ窓があります。

当時からの照明。

階段室。

階段踊り場。

3階ホール。紫明会館は現在、イベントスペースとなっています。

最後に訪れたのは、現在は京都芸術センターとなっている旧明倫小学校。昭和6年に建てられた小学校で、西館・北館・南館からなり、京都市内に現存する戦前の小学校建築の中でも豪華な造りとなっています。
旧明倫小学校は京都モダン建築祭の公開建物では無かったですが、別のイベントをやっており、中に入ってみることにしました。

西館玄関。

西館玄関。

階段部分。

北館廊下。板張りの廊下が懐かしく感じます。

北館2階スロープ。窓からの光が廊下に写り、美しかったです。

北館1階スロープ。

2階講堂。ここは旧明倫小学校でも天井などの装飾が多く豪華な造りで、必見の場所ですが、イベントが無いと閉まっているため注意。この日はたまたまイベントの準備をしており、お願いして見せてもらいました。

講堂の演壇の装飾も見応えあり。

次は2階の大広間。恐らくかつては作法室として使用されていたもの思われますが、他の学校とは異なり、78畳にもなる大規模なもので、さらに折上格天井という最高格式の書院造の和室にデザインされています。床の間や違い棚も規模がケタ違い。

付書院の組木格子も素晴らしいもの。

違い棚の組木格子の丸窓も豪華なもので、この和室は相当予算がかけられたものと思われます。

次はフリースペースとして使用されている1階講堂。

ここには奉安庫と思われる扉がありました。
これにて京都モダン建築祭2023と、旧明倫小学校のレポ日記は終了。
次は京都モダン建築祭2024のレポ日記へと続きます。