京都府
2026年01月15日
旧亀岡信用組合事務所(2002年取り壊し)

京都府亀岡市内の市街地にあった建物。昭和3年に昭和天皇の御大典を記念して建てられた事務所です。
昭和46年から亀岡森林組合の事務所として使用されていましたが、この写真を撮影した時はすでに空き家となってました。

2002年に取り壊しが行われましたが、取り壊し直前にたまたま立ち寄ることができ、こっそり中を見てみました。

1階部分。営業室だったと思われる部屋で、カウンターを挟んで奥が玄関となっています。

2階への階段。2階へはちょっと躊躇してしまい、2階内部の写真を撮らなかったことが悔やまれます。
※この写真は2001年〜2002年にブログ管理人が撮影したものです。
2026年01月14日
2026年01月09日
2025年12月20日
京都モダン建築祭2024+道中の近代建築見学レポ日記

去年開催された京都モダン建築祭2024のレポ日記です。
京都モダン建築祭2022の記事はこちら。
京都モダン建築祭2023の記事はこちらになります。
2024年の京都モダン建築祭は、今回初公開&昨年見れなかった建物で、パスポート公開かつ撮影OKの建物を中心に回りました。

まず最初に訪れたのは、下京区にある重信会館。昭和5年に建てられた本願寺系の寄宿舎だった建物です。

アールデコを基調とし、和風の様式も取り入れたデザイン。

1階の講堂。

壇上には襖がある珍しい造り。

手洗い場がありました。

窓がいい雰囲気。

講堂に置かれた説明板。設計は竹内緑。

この時は2階には行けませんでしたが、階段が魅力的でした。

階段手摺の透かしは象を意匠化したデザインとなっています。
次に向かったのは先斗町歌舞練場。

鴨川沿いに建てられた大きな建物です。
昭和2年築。設計は木村得三郎で、武田五一が顧問をしております。

外観はスクラッチタイルにナマコ壁を模したデザインのタイル壁。

玄関階段のタイル。

飾り置きの台。先斗町歌舞練場は使われているタイルが豊富です。

券売所。

1階廊下。

エレベーター。

鴨川を望めるテラス。

休憩室。

千鳥模様が可愛い。

劇場2階席から。

劇場1階席から。この時はまだ公開されていませんでしたが、大ヒット作の映画「国宝」のロケにも使われ、今では国宝の聖地として人気だそうです。

舞台の隅にあった屏風。小野小町かな?
次は東山区の京都国立博物館へ。

京都国立博物館技術資料参考館。重要文化財の旧本館(明治古都館)ではなく、敷地奥にあるこの洋館が目的でした。

昭和5年完成のこの建物は、当初は収蔵庫でした。

東山通に面して建つこの洋館は以前から気になってた建物でしたが、今回ようやく内部を見ることが出来ました。

現在は迎賓館的な施設として使われており、照明や内装など豪華な造りになっています。

奥から玄関側方向。

しかし、天井の梁の武骨さが元収蔵庫の面影を残しています。

また、玄関側の階段も元収蔵庫としての面影を残しています。

次は同じ京都国立博物館の敷地内にある茶室堪庵。
元は江戸時代初期に建てられた茶室で、昭和33年に順正創業者の上田堪一郎より
寄贈されたもの。

玄関。

蹲と躙り口。

広間。八畳あり割と広く感じました。
次は北区へ向かいます。

京都復活教会。去年も後悔されていましたが、時間が合わず入れなかったためリベンジ。
昭和10年築。設計はヴォーリズ建築事務所。京都市内の教会建築の多くはヴォーリズ建築事務所が手掛けています。

教会内部。小屋組みが美しい。

教壇。

照明。

尖頭アーチ窓のステンドグラス。

丸窓にはキリストのステンドグラス。
見どころの多い素晴らしい教会でした。

続いては同じ北区の衣笠会館へ。この建物は京都綿ネルの創業者、藤村岩次郎の自邸として明治38年に建てられたもの。

一見、素朴な煉瓦倉庫のような建物にに見えますが、窓部分の角を丸く仕上げたり、軒周りにはデンティルの装飾を施したりと細部に凝ったデザインを設けています。

玄関入ってすぐにある階段。

2階から階段を見下ろす。

2階部屋。

大理石製の暖炉が残されています。

2階展示室。

2階和室。日本の洋館の特徴として、外観は完全に洋館や近代的な建物でも、内部には和室があったりします。
京都モダン建築祭2024で巡った建物はここまで。ここからは京都モダン建築祭の公開建物ではないですが、移動途中で撮影した近代建築になります。

開化堂カフェ(旧内濱架線詰所) 昭和2年。元は京都市電の架線保守の詰所だった建物。

車庫部分の開口部を大きな窓に改装するなどして、上手く使われています。

内浜診療所裏の建物。アーチ窓が特徴的です。

河原町七条角の建物。

七条大橋。現在でも京都市内の幹線道路として多くの車や人が行き来する橋ですが、大正2年完成という鴨川に架かる橋としては最古のもの。112年経った今でもまだまだ京都市内の交通を支えています。

喜多見不動産。東山区にある近代建築。

タイル張りの外観がいい感じですが、現在も使われているかは不明。

Y邸。中々立派な洋館を持つ個人宅。

旧太田内科診療所。東山区の元診療所

小さいですが、玄関の屋根や壁の装飾等、中々凝ってます。

玄関の受付窓。

旧東山区役所。昭和5年築。

アールデコ様式の建物で、現在は京都国立博物館の施設として使用されています。
2025年12月07日
旧梅屋小学校(1998年〜2005年取り壊し)

京都府庁の正面通り、釜座通と丸太町通の交差点北東角にあった学校です。
梅屋小学校は明治2年に開校した番組小学校で、昭和5年に鉄筋コンクリート造の校舎が建てられました。
しかし統廃合により1995年に閉校。2005年に跡地が梅屋公園として開園。この写真を撮影したのは1995年〜1998年頃だった記憶がありますので、1998年〜2005年の間に取り壊されたと思われます。京都市内の閉校した学校は最近では地区のコミュニティーセンターやホテルとして再利用されたりしていますが、この梅屋小学校も現在まで残っていたら、別の用途に再利用されたのでしょうか。
※この写真は1995年〜1998年頃にブログ管理人が撮影したものです。
京都モダン建築祭2023+旧明倫小学校見学レポ日記

2年前に行われた京都モダン建築祭2023のレポ日記です。
2022年に行われた初回の京都モダン建築祭のレポ日記はこちらになります。
2023年の京都モダン建築祭は、今回初公開&昨年見れなかった建物で、パスポート公開かつ撮影OKの建物を中心に回りました。

まずは、京都府立医科大学旧図書館。昭和4年に十河安雄が設計したゴシック様式の図書館建築です。

玄関フロア部分。

階段室の尖頭アーチ窓が美しい。

2階階段室。

3階講堂内部。座席に高低差があり、かなり広く見えます。

講堂の座席を下から。

講堂の尖頭アーチ窓。

講堂の演台は凝った装飾がされています。

2階事務室。

玄関部分にはステンドグラスや

モダンな照明が残されています。

次は左京区岡崎にある関西美術院。

明治39年に武田五一の設計で建てられたもので、武田五一が手掛けた現存最古の洋画研究所として貴重なもの。

外観は民家のような和風の外観。

内部は明治期の建物にしては装飾等は無く、それどころか小屋組みすら剥き出しという簡素なもの。

まるで倉庫のよう。

ここは天井が張られていますが、装飾は無し。

照明が点灯しておらず採光のみの明るさのため、場所によっては薄暗かったり。雰囲気的にはこれはこれで良かったりしますが。

続いては、下京区にある顕道会館へ。大正12年に増田清の設計で建てられた浄土真宗本願寺派の事務所的な建物。

洋風の近代建築ですが、和風の要素も随所にみられます。

玄関脇の階段。やや狭めです。

1階ホール。正面奥に演壇と仏壇があります。

階段踊り場のアーチ窓。

2階廊下。

反対側から。

2階ホールも仏壇が置かれている所が仏教関係の建物らしいです。

続いては北区にある紫明会館。昭和7年に十河安雄の設計で建てられた、京都府師範学校の同窓会館。

玄関には変わった尖頭アーチ窓があります。

当時からの照明。

階段室。

階段踊り場。

3階ホール。紫明会館は現在、イベントスペースとなっています。

最後に訪れたのは、現在は京都芸術センターとなっている旧明倫小学校。昭和6年に建てられた小学校で、西館・北館・南館からなり、京都市内に現存する戦前の小学校建築の中でも豪華な造りとなっています。
旧明倫小学校は京都モダン建築祭の公開建物では無かったですが、別のイベントをやっており、中に入ってみることにしました。

西館玄関。

西館玄関。

階段部分。

北館廊下。板張りの廊下が懐かしく感じます。

北館2階スロープ。窓からの光が廊下に写り、美しかったです。

北館1階スロープ。

2階講堂。ここは旧明倫小学校でも天井などの装飾が多く豪華な造りで、必見の場所ですが、イベントが無いと閉まっているため注意。この日はたまたまイベントの準備をしており、お願いして見せてもらいました。

講堂の演壇の装飾も見応えあり。

次は2階の大広間。恐らくかつては作法室として使用されていたもの思われますが、他の学校とは異なり、78畳にもなる大規模なもので、さらに折上格天井という最高格式の書院造の和室にデザインされています。床の間や違い棚も規模がケタ違い。

付書院の組木格子も素晴らしいもの。

違い棚の組木格子の丸窓も豪華なもので、この和室は相当予算がかけられたものと思われます。

次はフリースペースとして使用されている1階講堂。

ここには奉安庫と思われる扉がありました。
これにて京都モダン建築祭2023と、旧明倫小学校のレポ日記は終了。
次は京都モダン建築祭2024のレポ日記へと続きます。
2025年12月06日
関西テーラー(旧村井兄弟商会煙草工場 2009年取り壊し)

京都市東山区の馬町通にあった古い煉瓦建築。撮影時は関西テーラーというお店になってましたが、かつては明治33年に建てられた村井兄弟商会の煙草工場でした。村井兄弟商会の創業者、村井吉兵衛は煙草製造で成功し、煙草の専売制後は村井銀行を創業するなど金融業にも手をかけ、東山の円山公園の側に迎賓館的な別邸、「長楽館」を建てるなど京都の経済界に大きな影響を与えました。

煙草専売制後のこの建物は倉庫として使用された後は廃屋同然となってましたが、昭和22年に関西厚生協会が保存維持のために払い下げを受け、長らく残されてきました。旧村井兄弟商会煙草工場の建物は京都市内でも貴重な明治の煉瓦建築でしたが、やはり老朽化等で維持が難しくなったのが、残念ながら2009年に取り壊されました。
実はこの煉瓦建築の裏側にも同じ旧村井兄弟商会煙草工場だった煉瓦建築があり、そちらはマンションとして利用されていましたが、そちらも2009年に取り壊されました。その建物は当時は煉瓦風の外観を模した新しい建物と思っており、撮影しなかったのが悔やまれます。
※この写真は1995年〜1998年にブログ管理人が撮影したものです。







