鹿児島県
2025年12月13日
旧東郷医院の思い出(鹿児島県志布志市 2000年撮影)

鹿児島県志布志市にある旧東郷医院は、大正7年に建てられた洋館の医院建築で、鹿児島県指定文化財となっている貴重な近代建築です。現在はこの旧東郷医院の裏手に新たに「東郷クリニック」として開院していますが(2011年に閉院したようです)、私が訪問した25年前はまだ「旧」ではなく、現役の東郷医院でした。

突然の訪問にもかかわらず、丁度来院者がいなかったためか、当時の院長先生は快く迎え入れてくれ、しかも建物内を自ら案内していただきました。

最後に東郷医院の前で記念写真を撮りましょうか?と話しましたところ、照れながらも応じていただきました。本来なら現像した写真をお持ちすべきだったのですが、この訪問から色々と忙しくて機会が訪れず、しかも半年後に当時勤めていた職場を辞め、京都に帰ってしまったために、ご存命のうちにお渡しすることが出来ませんでした。もし、当時の東郷医院の院長先生のご親族がおられ、この写真データをご希望でしたら、お渡しいたします。
以下、訪問時に院長先生自ら案内していただき撮影した東郷医院の内部です。
※以下の画像は当時撮影したフィルムから再スキャンしたもので、埃が結構ついています。ご了承ください

診察室。窓が多く採光を考えられているようで、明るい日差しが差し込んできます。

別方向からの撮影。診察室のシャンデリアは当時のもの。

受付。受付窓口の装飾も凝ってます。

階段手すり。

階段親柱。

階段を下から見上げる。

階段を上から見下ろす。

2階、階段部分。

2階廊下。天井に使われている板材は6mの一枚板だよと院長先生が自慢げに語っておられました。

2階和室。和室は3部屋あります。

この和室は折上格天井という格式高いもの。

院長先生はこの訪問から2〜3年ほどで亡くなられたそうです。
あれからもう25年経ちますが、今でも院長先生のことは覚えています。
院長先生、その節は本当にありがとうございました
2019年08月17日
鹿児島・天狗鼻海軍望楼台

20年ほど前、まだ鹿児島にいた頃に訪問した鹿児島県薩摩川内市にある天狗鼻海軍望楼台です。
天狗鼻海軍望楼台は明治28年の日清戦争後に設置した監視所で、当時海軍が沿岸の要所の監視のために設置した望楼台の1つでした。望楼台の多くは日露戦争の終結とともに廃止され、現在国内で残っているのはこの天狗鼻海軍望楼台と北海道宗谷岬の大岬旧海軍望楼台の2ヶ所のみです。
この天狗鼻海軍望楼台も明治38年に廃止されました。

鹿児島にいた当時、この天狗鼻海軍望楼台の存在を知り、一度行ってみたいと思い行った際に撮影した写真が当記事の写真となります。当時はまだ一眼のアナログカメラで(AFではありました)、画像はネガからスキャンしたものです。

天狗鼻海軍望楼台の入り口。実はここに至るまでに兵舎跡と思われる平坦地があったのを覚えてるのですが、当時はこの煉瓦造りの遺構にしか興味がなく写真を取らずに立ち去ってしまいました…

反対側から入り口を撮影。かつては恐らく木造の屋根があったと思われますが、現在は煉瓦の壁のみ残されています。

海側から。監視のための窓が海に向かって開いてます。

側面から。

上部から監視窓を撮影。一部欠損していますが保存状態は良好です。

天狗鼻海軍望楼台から眺めた天狗鼻の岬。まさに天狗の鼻の形をしています。見晴らしは最高で、航行する艦船は良く見えたことでしょう。現在、天狗鼻海軍望楼台は内部の土砂の除去などこの時よりも多少整備されているようです。